
長いので、時間がない方は「結論」から見てください。
起業って不安定?だけど…
起業って、給料が固定じゃないし、不安定でしょ?
大体の人が起業に対してこんなイメージを持っていると思います。
そのとおりで、起業しても自分の力でお金を稼ぐことができなければ
収入は0になります。
実際、日本の景気が悪くなって、
急に売り上げが低下してしまったり…というのはよく聞く話ですね。
しかし、それは『経営者の能力が低かった』ただそれだけのことなのです。
本物の経営者であれば稼ぐ力がないなんてことはないし、
実は景気が悪い時にもものすごく稼いでいます。
このような本物の経営者になることができたとしても、
起業は不安定といえるでしょうか?
そうではないですよね。
起業=不安定のイメージがある本質的な原因は、
それくらい適当に経営している経営者が多いから
これに他なりません。
起業後に1年以上続く会社は全体の10%もいないというデータがあります。
それは、起業やビジネスの知識もなく起業する人が多いのですから、
ある意味納得の数字ですね。
知識がなく起業するのはいいのですが、
知識がないままずっと走ろうとしてしまう人が多いのです。
だから、起業=不安定というイメージがあるんですよね。
でも、不安定だからといって「辞めなよ」と止めてしまうのは非常にもったいないです。
例えば、生まれて1年くらいの赤ちゃんを想像してみてください。
赤ちゃんは、それまでハイハイしかできなかった足で、
頑張って立ち上がって歩こうとします。
赤ちゃんにとっては初めての経験です。
当然、今までよりも何倍も不安定になります。
そんな赤ちゃんを見て、あなたは『不安定だからやめさせよう』と思いますか?
おそらく、頭を打ったりしないように支えたり応援することはあっても、
不安定さを危惧してやめさせることはないですよね。
では、あなたはなぜ不安定なことに挑戦する赤ちゃんを応援するのでしょうか?
それは、
人間は立って歩けるようになるということを知っているし、立って歩くことのメリットと立って歩かないことのデメリットを知っているからです。
それはそうですよね。
先天的な病気でもない限り、人間は立って歩きます。
最初は不安定かもしれませんが、
次第にバランス感覚をつかみ、
歩けるようになります。
あなたも歩くことができるし、
それを経験的にも常識的にも知っているのです。
また、歩けるようになったら今まで行けなかった場所にも行けるし、
今までより速く行動することも知っています。
逆に赤ちゃんが歩く練習をするのを阻害してしまうと、
その子は歩けない体になってしまうかもしれない。
そうなると、当然行動に制限が出ます。
友達が仲良く登下校している中、
車で送り迎えが必要な体になるかもしれません。
鬼ごっこで走ったり、スポーツで体を動かす喜びを知ることができません。
このように、歩くことに挑戦することが不安定だからといって、
あなたがそれを阻害する理由はないのです。
そして、これは起業でも同じことが言えます。
起業も最初のうちは不安定かもしれません。
物販から始める人もアフィリエイトを取り組んでいる人も、
店舗を経営する人も、
最初は売り上げが全く上がらなかったり、
お客さんが全然訪れてこなかったり、
本当にいろいろな問題に直面すると思います。
ですが直面した問題に対処するうちに、
だんだん経営がうまくなっていき、
売り上げも上がるようになるのです。
ではなぜ、『起業は不安定』だからと敬遠されがちなのでしょうか?
1年以内に撤退していく経営者が多いのでしょうか?
それは、赤ちゃんの歩けるようになることとは決定的な違いがあります。
それは、
起業に成功できるということを知らないし、
起業するメリット、
起業しないデメリットもわかっていない
からです。
起業に成功できるということを知らないから、
一回失敗しただけで撤退してしまうのです。
起業に成功できるということを知らないから、
起業しようとする人を見て、やめさせようとするのです。
人間は、知らないことにはネガティブになりがちです。
というのも、達成したときのメリットを受けたいという感情よりも、
失敗したときのダメージを避けたいという感情の方が本能的に大きいからです。
ちなみに、人間が金銭的な損失を被った時の感覚は“痛み”に近いらしいです( ;∀;)
それでは、起業をしないことによるデメリットはどういうものでしょう?
- 収入源が会社の給料しかないので、会社に依存しがちになってしまう。
- そうなると毎日時間的にも場所的にも束縛されてしまう。
- 会社の給料だけでは老後の人生を暮らせないかもしれない。
- 人づきあいを自分でコントロールできない。嫌な人と付き合わなきゃいけない。
- 子供が大学に行きたいって言っても学費が払えないかもしれない。
- 将来のことを考えると、毎日相当切り詰めないといけない。
- etc…
あくまで例ですが、ここに焦点を合わせると、
だいぶ起業に対する印象も変わってくると思います。
少なくとも「何かしなくては…」という気になってくるのではないでしょうか?
そして、もしあなたが、
『起業したら絶対成功できる』
ということを知っていたらどうでしょう?
もしあなたが経営者だったら、
1回失敗したくらいで撤退することがあるでしょうか?
赤ちゃんが歩くときに何度も転ぶように、
あなたも転びながら成功に向かって突き進むはずです。
だって、成功するって知ってるし、起業することのメリットも知ってるし、
起業しないことのデメリットも知ってるんですから。
そして、他の誰かが起業しようとしているときも、
『不安定だからやめなよ』なんて言うことはないと思います。
(中には足を引っ張るために挑戦を阻害する人もいますが…)
実際にあなたが起業しようとするときも、反対してくる人がいるでしょう。
そんなときは、この記事の内容を思い出してみてください。
そりゃ起業は最初のうちは不安定だよ。
でもそれは、
『次の高見に行くための不安定さ』
だから。
気にせず進んでいけばいいと思うよ。
ちなみに僕は、周りに反対されるのもわかってたし、
それでモチベーションを下げたくなかったので、
誰にも相談もせずひっそりと起業しました(笑)
結論
言いたいことを一言でまとめます。
能力がつくまで勉強しろ!
それまで起業するな!!
それか、失敗しても立ち直れる分野で起業しろ!!
赤ちゃんは立ち上がるのをいくらでも勉強できますが、
ビジネスは走り出したら止まりません。
実際に金銭的なダメージがあるケースも多いので、
そこから少しずつ力をつけていこうとすると結構な確率で失敗します。
だから、ある程度練習してから走るのです。
賞金がかかったレースに出るのに、
レースの途中で力をつけるなんてありえません。
レースの何か月も前から練習して臨むのです。
もしくは、借金とか追わずにできるビジネスであれば、何回でもやり直せます。
そういう分野であれば、走りながら学んでいくことができます。
いきなり1000万円とか借金して、お店にお客さんが全然来ないとか、
商品が全く売れなかったら、もう立ち直れませんからね。
大丈夫。
起業については、最低3か月、1年も勉強したら走れるようになってるから。
今後の人生のうち、3か月とか1年なんてほんの少しなので、
ここは手を抜かないようにしてほしいです。