高校受験に失敗したおかげで早稲田に受かった話

僕は、中3の時に高校受験に失敗しました。

その後、第2志望だったそこそこの学力の高校に行くのですが、
僕はそこから早稲田大学の先進理工学部に合格します。

今思えば、中3の時に受験に失敗していたからこそ、
僕は早稲田に合格できたと確信しています。

今回は、そんな僕の高校受験失敗から早稲田に合格するまでの道のりと
経験談と失敗の美学を語ります。

自信満々で受けた高校受験

僕は小学校時代から、それなりに勉強が得意でした。

小学校のテストではほとんど満点しかとらなかったし、
中学時代もテストの順位は校内で1桁以下になったことありません。

中学時代は稚内という日本最北端の地に住んでいたのですが、
稚内には進学校がありませんでした。
それに親元を離れた生活がしてみたいとも思っていたので、
稚内から車で5時間ほど離れた札幌の高校を目指すことになります。

その高校は、札幌北高校(通称:北高)という高校で
札幌の中でも5本の指に入るといわれているかなりの進学校でした。

中3の夏に学校見学に行ったのですが、
その高校に通っている生徒を見て、
「なんてキラキラしてるんだろう(*’▽’)」
と圧倒的な憧れを抱くように。

この高校に通い、
憧れの親元を離れてキラキラした生活ができる…

そんな風に期待に胸を躍らせていました。

当時の僕は体重85㎏とかなりの肥満児でしたが、
高校デビューを目論み、20㎏のダイエットにも成功しました。

僕は正直、高校受験なんて余裕だと思っていました。

中学3年のころは勉強に関してほぼ無双状態だったからです。
周囲の生徒を圧倒し、
毎回テストで学年1位を取っていました。

学校で学年1位なんだから、
受からないわけがないよね♪

明らかに天狗、お山の大将。

ですが、勉強については手を抜いたつもりはありませんでした。

割としっかり目に勉強し、
準備も万全で北高の受験に臨みました。

試験が終わり、自己採点をしてみても、
予想合格ラインを超えている。
通っていた塾の先生も
「これなら合格だね。おめでとう!!」
と言ってくれていました。

そんな自信満々で挑んだ高校受験は、
あっけなく「不合格」という結果に終わるのです。

受験失敗

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ない…

9割の自信と1割の不安で覗き込んだパソコンの合格発表の画面に、
僕の受験番号はありませんでした。

不合格。

その事実を無機質なディスプレイは
非情にも15歳の少年に突き付けたのです。

嘘…だろ……?

パソコンの隣にあった母親の化粧台の鏡に映った僕の目には、
自然と涙が溢れていました。

どうしてこうなった。

あのキラキラした北高生活は?

20㎏もダイエットした意味は?

勉強した意味は?

学校になんて報告しよう。

親には何て言おう……

様々な思いが入り乱れながら、
その日はベッドにうずくまって現実逃避するしかありませんでした。

こんなにも落ち込んだのは、僕は北高に合格して、
そのまま有名大学に行くというプランを思い描いていたので、
それが見事に崩れ落ちたと思ったからです。

「あーもう勉強して勝ち組になる人生って終わったんだ」

そう思いました。

当時は、
「いい大学に行っていい会社に就職する」
という教育に当たり前のように洗脳されていたので、
「いい高校に行けなかった俺が、いい大学に行けるわけがない」
と思ってしまったのです。

第2志望の私立高校には合格していたのですが、
北高ほどの進学校ではなかったので
「もう勉強なんてやらなくていいや。高校でボクシング部にでも入ろう」
(当時ボクシング漫画の『はじめの一歩』にハマっていたため)
みたいに考えていたと思います。

そして、へこんだ理由は他にもありました。

僕が合格して行くことになった第2志望の高校は、
なんと『男子校』だったのです。

高校デビューのために20㎏も痩せた意味…

男にモテたくて痩せたんじゃねーっての!!

自分の人生プランも、高校でのキラキラした生活を送る夢も、
全部台無しになってしまい、
失望のまま第2志望の私立高校に通うことになるのでした。

失意の男子校生活

男子校(S高とします)では、親元を離れて寮生活をすることになります。

親元を離れるといっても、
完全な一人暮らしができるわけではありません。

その寮に住む同じ高校の生徒100名くらいと3年間も
一緒に過ごさなければなりませんでした。

しかも部屋は2人1部屋なので、プライベートはありません。

門限が6時だったので、夜ちょっと遊びに行ったりすることもできません。

さらに、夜になると寮の生徒が全員学習室に集められて、
19時から23時まで4時間も強制的に自習しなければならないという
もう勉強へのモチベーションが下がっていた僕にとっては
地獄のようなシステムが待ち受けていました。

いらないいらないこんな無駄に意識高い生活…

何なのこれ…
まるで囚人みたいな生活じゃん…
(実際、トイレに鉄格子ついてたし)

勉強はもういいって思ってたのに何なの…

もっと自由な高校生活を思い描いていた僕にとって、
上記のようなガチガチに固められた生活は
入学当初は苦痛で仕方なかった記憶があります。

それでも勉強が嫌いではなかった僕は、
一応それなりに勉強をし、高校1年の1学期の中間試験を迎えます。

僕は、正直周りの同級生を見下していました。

中学時代に1位だった故の傲慢さが抜けきれておらず、
「俺は北高に行く予定だったんだ!お前らとはレベルが違う」
って思っていました。

正に天狗。お山の大将。井の中の蛙。

そんな中受けた中間テストで、
僕は学年で20位くらいの成績を取ってしまい、
このとき自分が天狗になっていたことに気づいたのです。

周りのやつらを見下してた割に20位かよ。
こいつらはこいつらなりに勉強に対して真剣だったんだな。

それに対して俺は…

自分が恥ずかしくなりました。

周りの人が一生懸命頑張っている中、
自分は周りを見下して受験に落ちたショックからいつまでも立ち直らない。

いつまでも拗ねてても仕方ないよな。

寮でもどうせ勉強しないといけないし、
他にやることもないし、
また勉強してみよう。


勉強で誰かに負けるのは嫌だ。

そして、この学校でトップを目指そう…
(この高校ボクシング部なかったし)

そして、僕は受験失敗のショックから抜け出し、
まじめに勉強して学年1位を取ることを誓いました。

僕の失意の男子校生活は終わりを迎え、
希望の男子校生活が始まったのです。

一心不乱

そこからの僕は、
ただ「学年で1位になること」だけを考えて行動していました。

9時に学校に通い、
15時~16時に帰ってきて、
16時~17時までコンディション調整のためにランニングに行き、
17時に風呂、
18時に夕食を終え、
そこから勉強を23時まで。

ひたすらひたすら同じ日を繰り返し。
同じ寮に住んでた同級生には、
「お前の生活ロボットみたいやな…」
って軽く引かれてました。
(いやお前も寮生なんだから似たような生活だろ…)

休日も友達からの遊びの誘いもほとんど断り、
誰もいない学習室で僕一人だけが学習室で勉強していました。

そのころの記憶は正直そんなにありません。

それほど集中していたということでしょうか。

そんな生活をしていたものだから、
当然成績もメキメキと伸びていき、
高校1年が終わって2年になろうというとき、
僕はテストで学年1位になっていました。

ようやく中学時代の勉強に対するプライドを取り戻したような気がしたのです。

そして無事に学年1位になるという誓いを果たしたそのころ、
すでに大学受験を意識する時期になっていました。

バネ

高校2年になったころ、大学受験に向けた模試がありました。

その模試は、受けたい大学にどれくらいの受かる確率があるのかという、
いわゆる「合格判定」が分かる模試です。

その模試で何となく書いた「早稲田」の合格判定が、
「C判定」だったのです。

あれ?C判定ってことはまだいけるってことなのか?

あの時もう成功する道が閉ざされたと思ってたけど、
全然そんなことってないのか?

僕は高校受験に失敗したことから、
大学受験に対してはそれほど期待していませんでした。
しかし高校1年の時に必死で勉強した成果が知らないところで実っており
実は有名大学のレベルに足を踏み入れるくらいには成長していたのです。

意外でした。

完全に諦めかけていた道が少し開かれた瞬間でした。

しかし、S高の進学率の実績を見ると、
東大や早慶などの有名大学への進学率はかなり低く、
年に1人いるかいないか。

数字的にはほぼ難しい数字です。

そんな実績を見て普通なら「無理そうだな」って思うところ、

もしこの高校から有名大学に行ったら、
本物の実力があるってことだよね。

と思ってしまったのです。

人より承認欲求が高い僕は、
高いハードルを乗り越えた時の快感を知っていたし、
その快感がたまらなく好きでした。

「有名大学に行ける可能性がある」

「しかもこの高校から行ったら英雄になれる」

S高の学年1位になるという目的が、
「有名大学に合格して英雄になる」という目的に変わったのです。

その日から、今まで以上に勉強にエネルギーを費やします。

ひたすら勉強します。

誘惑がなかったのかというと嘘になります。
ゲームの欲に負けたこともありました。

しかし、そんなときに僕を支えてくれたのは、
「高校受験に失敗した経験」でした。

誘惑に負けそうなときや、実際に負けてしまった時、
あの時の悔しさがバネになってやる気を出させくれるのです。

「またあの時と同じ思いをしたいのか」

現実は甘くはありません。

有名大学に合格して英雄になるという素敵な目標を掲げたところで、
そこに合格できなければ何にもなりません。

勉強に費やしてきた時間が無駄になってしまいます。

目指している目標が魅力的であればその分、
達成できなかった時のダメージが大きいのです。

だから、高校受験に失敗したときと同じ思いをしないためには、
絶対に合格するしかなかったのです。

そして、「負け癖」がつくことも恐れていました。

高校受験にも失敗し、大学受験にも失敗するのであれば、
今までの人生の半分は失敗の人生になってしまうと思っていました。
潜在的に何をやっても失敗するような考えになってしまうのは避けなければなりません。

負け続ければ、負け癖が付く。
負け癖が付いたら「どうせ俺は負ける」

という思考になってしまう。

常に勝たなければならない。
勝って勝ち癖をつけなければならない。

(すでに負け癖がついているかも…と思う人は、習慣を変えれば勝ち癖をつけることができます。こちらの記事で→準備中)

こうして勉強するマシーンと化した僕は、
高校3年まで勉強に対するエネルギーを注ぎ続けました。

そして、晴れて早稲田大学の理工学部に合格することができたのです。

実際の受験の際は、いよいよ男子校から抜け出せるとのことで、
「華やかなキャンパスライフ」が送れる大学がいいなー
と思っていました。

かつ、3年間全力で勉強してきたこともあってか、
少し勉強することに疲れていた僕は、
もう大学ではそんなに勉強をする気はありませんでした。

なので、華やかなキャンパスライフを送れそうで、
勉強もほどほどそうな早稲田大学に進学することにしました。
(実際に僕が言ったキャンパスは理系キャンパスで、
またもや男子の比率が多い生活を送ることになるのですが…)

失敗から何を学んだか

これが、僕が高校受験に失敗してから早稲田大学に合格するまでのお話です。

高校受験に失敗したとき、僕は人生が終わったと思いました。

でも、今の僕は「高校受験に失敗して本当に良かった」と思っています。

もし僕は高校受験に成功していたとすれば、
恐らく有名大学には進学できなかったでしょう。

女の子の尻を追いかけて勉強なんてそっちのけになっていた可能性が高いです。

もっと傲慢な性格になっていたかもしれません。

しかし、僕は高校受験に失敗します。

だからこそ男子校の寮という、今思えば勉強するのに
最適な環境に身を置くことができました。
「あの頃の悔しさをまた味わいたいのか」
と自分を戒めるための糧にすることができました。

僕は、失敗したことで大きく成長することができたのです。

失敗は人を大きく成長させます。

こんなこと誰でも知っていることですが、
実践できない人が多いのも事実。

そんな人のために、
僕のエピソードに乗せることで少しでも多くの人に伝わればと思い、
この記事を書きました。

参考にしていただければ幸いです。

というのは心が強くて、ある程度勝ち癖がある人向けの学びです。

僕は運よく早稲田大学に合格することができましたが、
当然不合格になる可能性もありました。

そんな中、もし不合格になっていたとしたら、
僕はその失敗から立ち直れていたかどうかわかりません。

「もう自分には何もできない」と思っていたかもしれません。

だから、この失敗をすることは正直恐れていいです。

詳しくは次の章をご覧ください。

失敗するのが怖いというあなたへ

どうしても失敗を恐れて前に進むことができないという人はいます。

僕のエピソードを聞いても、
「そんな風に立ち直れたり、失敗をバネにできる気がしない…」
と思う人もいますよね。

そういう人は、
「失敗の定義」を変えてみることをお勧めします。

今まで僕がお話ししてきた失敗は、
「一発勝負における失敗」です。

高校受験や大学受験などは、一発勝負の世界です。

一回挑戦するのに少なくとも1年かかります。
普通は一回挑戦して失敗したら終わるしかありません。

だから、

「一発勝負をしない」

これが重要です。

失敗する確率があって、
失敗したときのダメージが大きいものに関しては
挑戦してはいけないのです。

高校受験や大学受験は、
教育を受けていればほとんどの人が通る道だと思います。
やらざるを得ない状況だったんです。

もし今の僕が一発勝負をする状況になったとしたら、
負けた時のダメージが少ないものか、100%勝てる勝負しかしません。

元大阪市長の橋下徹さんなんかをイメージすればわかりやすいですが、
大阪都構想を打ち出して選挙を戦い抜いた姿勢は素晴らしいですが、
実際は選挙に負け、その後もう勝負をすることがなくなってしまいました。

そんな人ですら、大きな勝負で失敗してしまうと立ち直れない可能性が高いのです。

そうではなくて、失敗を
「小さな失敗」
と定義づけてみてください。

例えばビジネスで言えば、
ブログの記事を書いたけどなかなかPV数が伸びないとか、
ステップメールを作ったけど離脱率が高いとか、
商品の販売ページを作ったけど成約率が低いとか。

これくらい細かいものを失敗と定義します。

ブログを書いたけどなかなか人に見てもらえないって失敗ですよね?
タイトルやサムネに失敗しているからPVが伸びないんです。

この「失敗」について聞いてみてどうでしょう。

こんなの誰でもやってそうな失敗だし、
失敗してもダメージが少ないですよね。

そもそも、これを失敗と認識している人も少ないと思います。

しかし、
「失敗して成長する」
というのはこれにも当てはまるのです。

「タイトルに失敗してPVが伸びないなら、タイトルを修正する。」

これも失敗して成長するのフローです。

そして大きな成長は、この失敗をたくさん繰り返せば得られます。

みんなが失敗と思わないような失敗を無数に繰り返すだけでいいんです。
(もちろんその後改善しないと意味がありませんけどね。)

ありがたいことに、
ビジネスの世界は実は一発勝負の世界ではありません。

大学受験のように試験に落ちたら終わりではありません。

たとえ売り上げで他社に負けて2位になったとしても、
ダメージはありません。

一回挑戦するのに何年もかかるものでもありません。

ネットでコスト0で起業する場合、
自分が諦めない限り失敗はあり得ません。

いつまでに成功しないといけないなんて言う期限もないし、
何円稼がなければ失敗なんて言う基準もありません。

たとえ今月1000円しか稼げていなくても、
来年月100万円稼げていたら成功です。

このような感じで失敗を捉えてみてはいかがでしょうか?

いつの間にか大きく成長している自分を見て驚くと思います。