手

こんにちは。シュンです。

タイトル見て
「何の話?」
って思った方もいるかもしれませんが、
これ、刑務官募集の広告のキャッチフレーズなんです。

法務省 on Twitter: "先輩が、刑務所に入った。 https://t.co ...

出典 法務省

アイキャッチとかまったく関係ないです。
すみませんでした(*´ω`)
でも、この広告のコンセプトを
伝えるため、アイキャッチでネタバレするわけにもいかなかったんです。

2年くらい前からある広告らしいですが、
私自身はつい最近初めて見て
「なるほど、広告として面白い」
と思ったんですよね。

そう、広告として。

「Google広告で広告出してるけど全くクリックされない…」

そのような悩みがある方は
この広告に成功のヒントが隠されているので、
参考にしてみてはいかがでしょうか?

いい広告とは何か?

そもそも広告って何のために出すのかというと、
「見た人に行動してもらうため」
です。

広告を出した結果、
資料を請求してもらったり、
商品を買ってもらったり、
消費者に何かしらの行動を起こしてもらわなければ失敗です。
(大企業のイメージ広告を除く)

そして、行動を起こしてもらうためには
どうすればいいのかというと、
「気づいてもらう」必要があります。

いくらいい内容の広告だったとしても、
気づいてもらわなければスルーされるからです。

消費者に気づかせて、
内容を読ませて、
お問い合わせなり購買なり
行動に結びつける。

行動をさせる確率が高ければ高いほど
いい広告toiukoto

今回取り上げる
「同僚が刑務所に入った」
気づいてもらう点でも、
行動してもらう点でも、
「いい広告」としての要素を
最低限、満たしています。

「同僚が刑務所に入った」はなぜ面白いか?

ではなぜこの広告は面白いのか?

いい広告と呼べるのか?

その理由について解説していきます。

興味を惹くタイトル

「タイトルの役割は何か?」

こう聞かれた時に、
何と答えるでしょうか?

この広告で言うところの、ずばり
「同僚が刑務所に入った」という一文です。

これはコピーライティングについて
勉強したことがある方ならわかるかもしれません。

答えは
「内容を読ませること。」
です。

つまり、あるタイトルがあったとして、
読者に

お、なになに?
面白そうだな。
ちょっと読んでみよう。


と思わせて次の文を読ませることができれば、
タイトルとして成功なわけです。

「同僚が刑務所に入った」

このタイトルだけで、
「なんだ?」
って気になるじゃないですか。

実際、本記事のタイトルも、
便乗して同じタイトルにしてますが、
タイトルが気になって来てみたという
方も多いのではないでしょうか?

このタイトルが興味性を持っている
まず一つ目のポイントとして、
「刑務所に入る」という非日常性です。

同僚が刑務所に入るなんて言う経験は
生きていく上でなかなか訪れない
非日常的な経験ですよね。

実際に現実で同僚が刑務所に入ったとしたら、
会社内でヒソヒソ噂になるのではないでしょうか。

平凡な日常に刺激が欲しいっていう人が
たくさんいたりするので、
そういうゴシップ的な話題は
結構好かれたりします。

そしてストーリー形式にもなっているところも
ポイントです。

「同僚が刑務所に入った」

このフレーズを聞いただけで、
無意識に自分でストーリーの続きや
背景について思い浮かべているかもしれません。

「え?何か悪いことでもしたの?」
「その人とは親友だったのかな?」

そして、
自分なりのストーリーを思い浮かべた瞬間に、
答え合わせがしたくなるわけです。

「こうなんじゃないか?」
という推測を立てたにもかかわらず、
答え合わせをしないわけにはいかないんですね。

だから、
ストーリー形式になってるタイトルは、
さらに興味を惹くポイントが高い。

これが「同僚が刑務所に入った」
というタイトルに含まれる興味性です。

これで、
「気づいてもらう」
という役割を果たしています。

これが普通に、
「刑務官募集!!」
とかだったら、
全然人の目に留まらないと思うんですよね。

ありきたりすぎて。

叙述トリック

タイトルを読んだ次に目に留まるのは、
「男性の画像」だと思います。

最初は、
「刑務所に入った」
という言葉を聞いて99%の人が
「犯罪を犯して捕まった」
と思うのではないでしょうか。

実際に僕が見た時も、
「酒に酔った同僚が人でも殴って逮捕された話だろう」
と思ってました。(駅中にあったので)

しかし、画像の男性を見ると、
なんとめちゃくちゃ笑顔ではありませんか。

何で刑務所入るのに笑ってんねん!!

そう思って詳しく見ていくと、
実は刑務官として転職したというオチ。

これって小説などでもよく見られる叙述トリックですよね。

叙述トリックというのは、
「特定の描写をあえて伏せることで
 読者に勘違いさせるトリック」のことです。

ここでは正確に書けば、
「同僚は刑務官として刑務所で働くことになった。」
というのが正しい内容じゃないですか。

そこで、
「刑務官」ということと
「働く」ということを
あえて隠すことによって、
読者のミスリードを誘っているわけです。

で、内容のちっちゃい文を読んでいくと
「なーんだ。そういうことか!!」
となぜ男性が笑顔なのか理由がわかって
スッキリできるわけですが、
その時点で内容まで読んでしまっている。

まんまと読まされた!!って感じです。

メリットを提示している

多くの広告って
「だから何?」
っていうものが多いです。

ていうのも広告には、
「イメージ広告」と「レスポンス広告」
という2種類の広告があって、
それぞれ役割が違うから仕方ないんですが…

イメージ広告っていうのは、
大企業がやるイメージアップが目的の広告で、
消費者に対して何かしらの行動を促すものではないんですよね。

それに対してレスポンス広告は
「お問い合わせや注文」
を目的にしている広告です。

「今すぐお電話ください!!」
とかCMでもよく見かけますけど
あれがレスポンス広告です。

で、今回の広告がどちらになるかというと、
どちらかというとレスポンス広告寄りですよね。

「刑務官に募集してほしい」というのが目的でしょうから。

レスポンス広告を打つ際に重要なのは
「メリットの提示」です。

「電話したらこんないいことが起こりますよ!」
っていうのを伝えられないと消費者は行動しないわけです。

例えばドモホルンリンクルとか、
「お肌綺麗になりますよ!!無料お試しセットもらえますよ!!」
っていうメリットを訴求してますよね。

この広告では文章の最後で、
「社会に役立つ仕事」
「国家公務員だから給料も安定している」

と、しっかりと仕事のメリットに言及しています。

これを見ている人のすべてが
法務省のページを見るとは思いませんが、
「ちょうど転職考えてたし…」
なんて思っている人がいれば、
「刑務官って確かに社会の役に立ってるよな」とか
「確かに公務員なら安定するよな」とか
いい印象を持つわけです。

「社会的に役に立つ仕事がしたい」
「給料がよくて安定した職に就きたい」
というのは人間として当然の欲求ですから、
この文言に反応して、
刑務官募集のページを実際に調べる人もいると思います。

刑務官募集のページに人を誘導させることができれば
この広告としての役割は終わりです。

(炎上性)

この画像を法務省がツイッターで
発信していたのですが、
リプライの中に
「そういうのは刑務所に入ったとは言わない」
という批判する声も結構ありました。

確かに、
刑務官として働くことを
「刑務所に入った」
と表現することに違和感を感じる人がいるかもしれませんね。

でも広告を作った人からすれば、
「まんまと反応したな(ニヤリ)」
という感じではないでしょうか。

結局、誰にも触れられない平凡な広告よりも、
多少尖って批判されたとしても、
人の目につく広告の方が効果が高いんですよね。

一般的には「炎上」ですけど、
炎上って、結果として注目を集めることになります。

認知される母数が増えるので、
結果として応募も増える。

今回の広告に関して言えば、
あんまりバズってはいなかったし、
炎上の要素があるとはいっても
そこまで強いわけではないので、
炎上しかけで止まったみたいですが。

法務省が炎上マーケティングをするのって
(そういう意図があったかは不明だけど)
どうなのかなとはちょっと思いますけど、
まぁ結果が良ければいいんじゃないでしょうか。

以上、
「同僚が刑務所に入った」
に見たいい広告の要素でした。

まとめ

街で見かけた広告について
お話ししてみました。

広告というのは、
人の目につかなければだめだし、
その後の行動もしてもらわなければダメ。

はっきり言って全く目につかない広告は、
炎上する広告よりも劣っているとさえ言えます。

「同僚が刑務所に入った」
この広告によって募集が増えたかについては、
何も調べてないんでわかりませんが(笑)、
少なくとも僕と同じように、
気になって足を止めて広告を見てしまったという方は多いんじゃないでしょうか?

「広告が流れているのが当たり前」
そのような常識の中で、
目立って自分の商品を買ってもらうためには
相当な工夫が必要そうですよね。

今回紹介した広告は工夫が見えた
いい広告だったなと感じたので
今回お話ししてみました。

では、
ご覧いただきありがとうございました(*´ω`)

レスポンス広告について詳しく学んでみたいという方はこちら↓↓↓