
こんにちは。シュンです!
「自分には何もできない…。あーもう人生終わった。来世はがんばろ」
そんな感じの無力感に襲われて、なかなか行動に結びつかなかったり挑戦することができなかった経験はありませんか?
仕事で成果を上げることもできない。私生活もパッとしない。
これまでの人生で何かを成し遂げた経験もない。それ故に「自分には何もできない」と思っている。いや“思い込んでしまっている”
テレビで見るような芸能人やスポーツ選手が脚光を浴びているのを見て、「自分にはあんな才能ないからな…」と劣等感を感じ自己嫌悪に陥ってしまう。
そんな状況に悩まされているかもしれませんが、実はそんな状況から自分の思考の癖をちょっとだけ見直すことができれば簡単に抜け出すことができます。
では「何もできない」という無力感から抜け出して、ドンドン行動したりドンドン挑戦していくにはどうすればいいか。
読み進めて答えを確認してください!!
目次
「何もできない」という無力感に襲われる原因
まず、なぜ「何もできない」という無力感に襲われてしまうのか?
その原因について解説していきます。
結論:できないことにフォーカスしている
いきなり結論から言うと、「何もできない」と感じている人は、できないことにフォーカスしてしまっていることが多いです。
例えば病気やケガをしてしまった人によくある現象なのですが、「自分は病気だから歩けない。だからもう何もできない」とか「自分はケガしたからもう何もできない」と思ってしまう。
歩けなくなってしまった人は今まで普通にあったものが無くなるため、嫌でもそのことを考えてしまうんですよね。
しかし、病気やケガで歩けなくなってしまった人がいたとして、その人はもう何もできないのかというとそんなことはありません。
ここで、僕の同級生の兄、Fさんのことを紹介します。
Fさんは、中学時代から陸上を始め、高校大学ではトライアスロンに打ち込んでいました。
3兄弟の長男なのですが、その兄弟全員が陸上部に入ってましたし、相当影響力の強い兄だったんだろうなと思います。
実際に一度だけお会いしたことがあるのですが、非常に誠実でザ・好青年という感じの方でした。
そんなFさんですが、実は大学生の時に交通事故に遭い両足を切断してしまうんですよね。
あまりにも突然のニュースで、当時の僕はめちゃくちゃショックを受けた記憶があります。
もしあなたがFさんと同じような立場になったとしたら、どのように考えるでしょうか?
トライアスロンに熱中していたのに、そのために必要な足が亡くなってしまったんです。
普通なら「もう足がないから走れない。」と絶望してしまいますよね。
もちろんその当時のFさんの気持ちは計り知れません。
しかし、Fさんはその後どうなったかというと、足がなくなってしまったにもかかわらずトライアスロンを辞めませんでした。
そして北京とロンドンのパラリンピックで2大会連続銅メダルというものすごい功績をのこすんですよね。
24時間テレビのドラマになりそうな感動秘話です。
これって、Fさんが「できる事にフォーカスしたから」なんです。
Fさんが事故に遭った後に、できないことにフォーカスしてしまって「自分には何もできない」と思ってしまっていたら、本当に何もできなかったと思います。
しかし、できることにフォーカスしたからこそ、足がなくても出場できるパラリンピックのトライアスロンに出るという選択をして、メダル取得という結果になった。
そう、「何もできない」という無力感があるのだとしたら、それは何もできないのではなく、できることにフォーカスしていないだけなんです。
ここでは足を失ったFさんの例を出しましたが、それは健常者でも同じことです。
健康であれ病気であれ、できることにフォーカスしている人は自分の進むべき道を見出すことができ、できないことにフォーカスしている人は永遠に迷い続けてしまいます。
つまり、「何もできない」から抜け出すための唯一の方法は、「できることにフォーカスする」ということになんですね。
ではなぜできないことにばかりフォーカスしてしまうのか?
その原因について考えてみます。
他人のできるところばかりを見て自分と比較する癖がある
何もできないと思ってしまいがちな人の特徴として「自分と他人を比較してしまう」という癖があることが多いです。
職場で活躍している人を見て、「あの人はコミュ力が高い」「この人は分析力がある」「あの人は可愛い。」というような長所を見て、「私はあの人みたいにコミュ力は高くない」「こんな分析できない」「僕ブサイク」のような劣等感を感じてしまうんですよね。
テレビで成功しているスポーツ選手ような人を見てmo
「この人は才能がある。俺は才能なんてないから…」と感じてしまう。
でも、これってあなたが何もできないわけじゃなくて、「他人のできることと自分のできないことを比較してしまっている」だけなんですよね。
人間、自分と他人を比較するとき、つい相手の土俵で考えてしまいがちです。
ジャニーズと自分を比較するとき、わざわざジャニーズの顔と自分の顔を比較します。
イーロンマスクと自分を比較するとき、わざわざ彼の資産と自分の資産を比較します。
そりゃ、ジャニーズはイケメンだし、イーロンマスクは大富豪です。
でも、世間的にそのように認知されているということは、「彼らにとってはそれが強み」ということになります。
自分自身はできないことにフォーカスしているのに、他人のできる事ばかり目に入ってしまうんですよね。
そりゃ無力感を感じても仕方のない話です。
では逆に、彼らの弱みを考えてみてください。
例えばジャニーズの弱みを想像で書くと、
「学術的な専門知識は持っていなさそう」
「事務所に逆らえなさそう」
「プライドが高そう」
「スキャンダルに弱く自由がなさそう」
「自分の時間がなさそう」
「自分でプロデュースする力はなさそう」
とかですかね。
というか想像すれば書ききれないくらいあると思いますが、その中で「これなら勝てそう」というのをピックアップして、その土俵で戦えばいいんですよね。
中には「自分の土俵に引きずり込むなんて卑怯だ」とか「相手の土俵で戦うなんて男らしい!!」なんて叫ぶ考える脳のない人もいますが、相手の土俵で戦って負け続けると負け癖がついてしまうんですよね。
そのうち「何もできない」と思い込んでしまうという。
そんなことになるくらいなら、誰から卑怯と言われようが、自分が勝てる土俵を見つけそこで戦っていく方がいいです。
ビジネスでも得意な分野でだけ戦うのが普通です。
野球選手は勉強ができなくてもへこまない
例えば野球選手を考えてください。
野球選手は、当然ですが野球をする能力にたけています。
では、ある野球選手が「俺、全然勉強できないんだよね…どうしよう。もう何もできない」って言ってたらどうでしょう。
「いやいや、そんなのどうでもいいから野球しようよ!!」って言いたくなりません?笑
できないことで悩むってこういうことなんですよね。
テレビで見るような人は確かに凄いことかもしれませんが、そういう人にもできないことはあります。
でもその人のできないことってよく知らないですよね。
それは、テレビに出るような人は、できることで勝負していて、できないことは無視しているから。
というのも、人間できる事よりできないことの方が圧倒的に多いです。
医者の資格を持ちながら、弁護士の資格も持っていて、それでいてメジャーリーガーで将棋の名人。
そんな人あり得ないじゃないですか。
どれか一つでもできれば上出来です。
だから、できないことに悩んでも仕方ないんですよね。
自分の強みを理解できていない
自分の土俵で戦えと言いましたが、「自分の強みって何だろう」と、そもそも自分の強みを理解できていない人が多いです。
というのも、学校教育の中で評価されるものって、勉強やスポーツ、顔がいいとか絵の才能とか、わかりやすいものばかりなんですよね。
偏差値教育というシステム上、たった一つテストの点数が低いだけで無能かのように扱われてしまうこともあります。
わかりやすい強みがないと他人からの評価も受けにくく「自分には何もない」と勘違いしてしまいますが、気づきにくい部分でも強みというのはたくさんあります。
例えば物事の観察力とか分析力とか、長期的な継続力とかアイディアの発想力とか、テストなどで数値化しにくいものもれっきとした強みになります。
また、自分の強みというのは、自分では日常的にできることなので「こんなの普通だよ」と思ってしまい、強みと認識していないこともあります。
例えば僕は忘れ物をよくします。
電車にカバンや携帯を忘れたり、受験の時は受験票をホテルに忘れました。
昔カメラが好きだったので、当時付き合っていた彼女に「公園で写真を撮ってあげる」と公園デートを設定したところ、肝心のカメラを忘れてキレられたこともあります笑
「忘れ物をしない」ということは、人によっては「そんなの普通じゃん」と思うかもしれませんが、僕からしたら「どうやったら忘れ物せずに生きられるのか」が気になって仕方がないのです。
このように、自分にとっては普通と思っていることも、他人から見たら強みだったというケースはめちゃくちゃあります。
「何もできない」から脱するための方法
では、どうすればいいのか?
「できないことにフォーカスしてしまっている。」「強みを理解できていない。」というのが「何もできない」原因だと解説してきましたが、
では、できることにフォーカスする方法は?
そもそも自分の強みを見つけるにはどうすればいいの?
その具体的な解決策について書いていきます。
自己分析をし、自分の強みを知る
まず、強みを理解できてきないのなら、自分の過去の経験や出来事を振り返り、自己分析をして自分の強みを知る必要があります。
過去の経験を振り返る
過去の経験から、「何をやっているときが楽しかったか」「どんな活動をやっているときが自分が生き生きとできるか」「逆に何をしているときが苦痛だったか」などについて考えることが自分の強みを把握するためのヒントになります。
僕の例を挙げます。
●学校の勉強が得意で、テストでライバルと競い合うのが好きだった。
→競争心がある。
●一人で黙々とガンプラを作ったり、ゲームを何十時間もやったりするのも好き。
→集中力がある。
●苦痛だったことと言えば、サッカー部の練習とかです。チームプレーとか自分の思い通りにならないことにストレスだった。
→団体行動には向かない。
など。
ちなみに今でもチームで動くのは苦手です笑
このことから、チームに所属せず一人で黙々とできることが自分の強みとわかるので、ブログとか物販とか一人で黙々とできることをやっているわけですね。
詳しい自己分析の方法は、意外と就活の自己分析本が役に立ったりします。
本屋で何冊かパラ見してみて、自分に合う自己分析本を買ってみることをオススメします。
短所の逆を考える
強みについて話してきましたが、弱みすら強みになる場合があります。
例えば、ものすごく勉強が苦手で周りの人から「バカだ」と言われるような人を考えてみてください。
普通、その人のバカさを短所だと捉えられるかもしれませんが、そのバカさを強みにおバカタレントのとしてテレビに出ている人もいますよね。
スポーツができない人も、それを強みに「運動神経悪い芸人」のように爆笑を生み出したりします。
このように、角度を変えれば短所やコンプレックスは強みに変わるんですよね。
「何もできない」と思っている人は、人より強い部分がないと考えがちかもしれませんが、それなら自分の弱いところを考えることで、それを強みにすればいいわけです。
先ほどのFさんの例では、足がなくなってしまったからこそ、同じような事故で足をなくしてしまった人の気持ちがわかるはずです。
だからこそ、そういう人のための講演活動なんかもできますよね。
自分では弱いと思っていることも強みになり得るので、これといった強みがないと思う人は、逆に「自分の中で一番弱いところは何か」「その弱みを逆に活用する方法はないか?」ということを考えてみてください。
診断ツールを利用してみる
世の中には自己分析ツールが無数にあります。
僕が実際に受けて参考にしているのはGallop社のストレングスファインダーという自己分析ツールです。
ストレングスファインダーは、人間が持っている34の性質を順位づけてくれます。
そのランキングで1~5位になったものが自分の強みになるということで、こういう診断ツールを利用してみるのもOKです。
有料で5000円くらいしますが、受けてみる価値はあります。
https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/253634/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0.aspx
ちなみに僕はこんな感じの結果でした↓↓↓

僕の場合、「学習欲」が1位で、「内省(頭の中で考える事)」や「戦略性」などの戦略的思考力が高いみたいですね。
なのでたくさんインプットしてビジネスの戦略を考えるというような行動するときに人より強い力が発揮できるというわけです。
逆に青色の人間関係思考力は10位以内に一つしか入っていません。
とことんコミュ障だということがわかりますが、それがわかれば「やらない」という選択肢を取ればいいわけです。
エッセンシャル思考を身に付ける
今まで解説してきた「できることにフォーカスしてできないことは切り捨てる」というような思考を「エッセンシャル思考」と言ったりします。
成功するために必要なことだけやるというような考え方なのですが、この思考を身に付けることで成功は近づきます。
というのも、やらなくてもいいことをやりまくっちゃう人が多いんですよね。
先ほどのストレングスファインダーによると、順位が低いものは力を発揮しにくいものということなので、そこに力を注いでも効率が悪いわけです。
例えば僕の場合、社交性とかコミュニケーションの順位が低いし自分でも苦手だという自覚があるため、外交的な起業家たちがよくやる「人と会いまくる」みたいなことをやっても無駄が多くなるということです。
では僕がどうしたかというと、人と会わなくてもできる稼ぎ方を見つけて実践してきたわけですね。
だからブログとか物販とか、人と全く会わなくてもできる仕事ばかりをやっています。
で、どうしてもコミュニケーションとかを発揮せざるを得ない状況になったら、その時はコミュニケーションが得意な人を仲間にしてその人にやってもらうと。
できることにフォーカスし、できないことは自分でやらない。これがエッセンシャル思考とか選択と集中と言ったりします。
全てを自分でやろうとしてしまう人が多いですが、それだといつまでたっても成功は近づいてきません。
時間が足りなさ過ぎます。
そうではなく、きちんと「やることとやらないこと」を見極めて、やることだけをやる。
やらないことをシステムに任せる「システム化」という考え方についてはこちらの記事で解説していますのでよければご覧ください。
エッセンシャル思考についてはオススメの本もありますので紹介しときますね。
まとめ
まず自分が持っている強みを把握し、できることとできないことを理解する。
そして、できることにフォーカスし、できないことは切り捨てる。
この流れで行動していくことで「何もできない」状態から抜け出すことができます。
この記事で解説したエッセンシャル思考については、日々の行動で実践していくことで身に沁み込ませないと力を発揮できません。
小さいことから始め、しっかりと身に付けることをオススメします。
また、エッセンシャル思考については、こちらのページで紹介しているセミナーからも学ぶことができますので参考までにご覧ください。
「その問題は解決せんでええ」というレポートがエッセンシャル思考について詳しく解説しているので、エッセンシャル思考を身に付けたい方は読んで見ることをオススメします。
また、「上手くやっていけるか自信がない…」という人は、僕の公式LINEから相談していただければアドバイスをお送りできます。
例えば、
「これって強みになるのかな?」
「この強みってビジネスではどのように活かせるかな?」
「このコンプレックスを強みに変えるにはどうしたらいいか?」
などの質問について喜んでお答えしますので、よろしければ以下のQRコードから登録どうぞ。

